探究学習

07_わったー未来!!YouTube配信(高校生対象)

実施年度

令和2年度~令和3年度

目的

各学校の要望に応じて、卒業生や社会人を招いて講話やパネルディスカッション、トークセッションを行うことで、生徒がより自己を見つめ、「働くこと」を自分事として考えるきっかけ作りを目的とする。また、事後学習で使用できるワークシートを学校に提供し、より充実した事業実施を目指す。

実施内容

フォーラム形式とセミナー形式の2つのプログラムを選択できるようにし、各学校の課題や要望によって、形式や実施内容を適宜計画する。生徒が将来を多面的に捉え、社会との繋がりを意識し、前に進むきっかけになるような機会とする。※感染症拡大防止の観点から、対面式ではなく動画での提供に切り替えて実施。

対象(令和3年度)

うるま市内の高等学校7校で実施(対象学年:1-3年生)
・具志川高等学校1年生       ・沖縄高等特別支援学校1~3年生
・中部農林高等支援学校1~3年生   ・与勝高等学校1年生
・石川高等学校1・2年生       ・前原高等学校1年生
・具志川商業高等学校1・2年生

モデルケース

実施日:令和3年9月1日
対 象:沖縄県立具志川高等学校1年生
テーマ:これからの社会を生き抜くためには                           
実施内容:①はじめのあいさつ/概要説明
     ②講話(動画鑑賞)
     ③ワークシート/アンケート記入
     ④振り返り

撮影の様子

アンケート結果(令和3年度・一部抜粋)

※令和3年度 うるま市内高校7校 対象生徒に向けてのアンケート
 事前アンケート集計 1260名/1461名(回収率86%)  事後アンケート集計 1123名/1461名(回収率77%)

生徒の感想

○今日の話を聞いてまずは小さいことから計画を立てて、自分に一番いい選択を探していこうと思った。そのために、いろんなことを知る必要があるから沢山学ぼうと思いました。
○まだ自分が身につけないといけないと思うこともあり、さらなる高校生活を送るうえでの目標をみつけるカギとなったから、自分にとっても皆にとっても良い経験になったと思った。
○講師が人生は楽しい!仕事も楽しい!それは他者から与えられたものじゃなくて、自分で作るものだと言っているのがとても印象に残っており、本当にそうだなと共感しましたし、これから私も意識していきたいと思いました。
○社会にでて、仕事をするためには自分自身の成長と自立性、どのように表現していくかを身につける必要があることが今日知ることが出来ました。これからは社会に出る準備として意識しながら生活していきたいと思いました。

教員の感想

○全体的にしっかりと聞いている様子でした。対面だともっと理解が深まったと思います。ワークシートも内容に沿って作られていたので学んだことを整理しやすかったと思います。
○真剣に聞いていたが、内容が難しそうに感じた。ワークシートは楽しそうに考えながらまとめていて良かった。過去を振り返ることがないので良い機会になった。
○生徒が理解しやすい内容と興味の引くテーマでした。ビデオで質問や大事なポイントに字幕があったのでより理解しやすくなっていました。
○挑戦することの重要性、自ら最良の選択をすることを伝えるだけでなく、ときに休むことも大事だという内容も高校生が共感しやすかったと思う。

所感・考察

各学校のヒアリングをもとに出演者を選定、ディスカッションまたは講話の様子を収録し、動画で提供。事前に生徒から質問を募り、撮影時も○×形式の質問を取り入れ進行するなど、生徒の集中力を持続させながら関心を引き出せるような構成になるよう工夫しました。実施後は各学校ともに、「高校生活で何をすればいいのかが見えてきた」「まずは挑戦してみる」「やりたい仕事に就けるよう、進学や就職について積極的に調べたい」など、意欲的な意見が多数集まりました。アンケート比較でも、「キャリアプランニング能力」「ライフプランニング(お金に関することも含む)」に関して肯定的な回答が多く見られ、生徒の意識の向上がうかがえます。AIテキストマイニングからも「将来・進路・就職」等の言葉が多くあがったことから、本事業が生徒にとって、自らの将来や進路について考える機会となりました。

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