デジタルリテラシー教育

08_キャリアアップ計画セミナー(高校生対象/希望校)

実施年度

令和2年度・令和3年度

目的

実践的なスキルの習得、向上を目指すとともに、学びと卒業後の進路、社会との繋がりを意識した自らのキャリア形成を考えるきっかけ作りを目指す。

実施内容

キャリアアップ計画セミナーでは、実際に社会で働いている社会人をゲストに招き、その分野についての知識や能力、昇給やスキルアップなどについて考え、将来展望が持てるようなプログラムを提供する。

実施校(令和3年度)

沖縄県立具志川商業高等学校 ビジネスマルチメディア科2年生

連携企業

株式会社 ラブ・ラボ

モデルケース

実施日: 令和3年5月~10月(計10コマ)
対  象: 沖縄県立具志川商業高等学校 ビジネスマルチメディア科2年生
ねらい:下記の通り
■株式会社 ラブ・ラボ 「Tシャツ製作」(講師:小西 教仁氏、大城 祥平氏)
オリジナルのTシャツづくりを通して、日常の中に様々な業種・職種があることを知り、それに関わる人々がどのような仕事をしているのか、関心を持つ機会とする。
■NO MARK 株式会社(講師:赤嶺 謙一郎、宇地原 周子)
講義や実践を通して、モノが売れる仕組みやWebマーケティングの基本から、その種類や役割、重要性などを学びながら「デザインをビジネスにする」ことについて理解を深める。また、自身の得意なことに気づくことで、職業選択の視野を広げる。

アンケート結果(令和3年度・一部抜粋)

※令和3年度 沖縄県立具志川商業高等学校 ビジネスマルチメディア科2年生 対象生徒に向けてのアンケート
 事後アンケート集計 26名/32名(回収率81%)

生徒の感想

○沖縄の歴史を学びながら、子供たちの興味のあるYouTubeを活用しながら、とても良いと思います。コロナ感染も落ち着いたとは言え、年末の忙しいこの時期に計画・実施していただき感謝しています。
○はじめは緊張しているようだったが、スタッフの皆さんが丁寧に関わってくれたおかげで、楽しんで参加しているように感じました。自宅に戻っても体験事業での出来事を楽しそうに話していました。素敵な体験をありがとうございました。
○体験終わっての日記に「たった10秒の編集にも、いろんな考えもあって、時間かかった。簡単に見えたものも大変だと分かった」と感想が書かれていて、与えられた役割に責任とやる気を感じてくれたことも、親として嬉しかったです。

所感・考察

株式会社ラブ・ラボと連携し、キャリアアップ計画セミナーを実施した。新型コロナウイルス感染症の影響もあり、スケジュールを随時調整し、ZOOMを活用したオンライン講義も視野に入れながらの実施となった。デザイン概論やTシャツ製作、ECサイト作成といったセミナー全日程を終えた生徒からは、「将来の就職などの社会勉強になりました。自分も、デザインの職種に就こうと考えていて、デザインするのもお客様の心理、要望などを考え、それに合せてデザインするということが楽しかったです」「ECサイトにも実際に登録したりして、本格的なワークショップだなと感じました。売る際の写真撮影にコツがあることも初めて知って、見せ方も大事だなと感じました」「商品を作るだけでなく、ターゲットを細かく決めたりすることで、どこで売るかなど商品を売るまでにたくさんの段階があることが分かりました」「学校で学んでいたマーケティングよりも自分たちで行動して学習することができたので分かりやすかったし、物を売ることの難しさなどを学べて良かったと思いました」といった感想があがり、今回の実施内容が生徒にとって楽しみながら新たな視点を持ち、自らの将来・キャリアに繋げていく機会になったことが窺えた。先生方からも、「話勉も大変勉強になった」「Tシャツの制作から販売までの工程を実際に体験でき、普段の授業ではできない数多くのことを学ぶ機会となりました」「とてもいい内容で実施してもらっているので、来年以降も是非お願いしたいです」と、御礼の言葉を多くいただいた。高校側で毎年開催している”具商デパート”向けに、今回学んだことを実践として生かす機会もあり、学校のカリキュラムと連動することができた。

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