探究学習

03_チャレンジJOB体験(小学校5・6年生対象)

実施年度

令和元年度

目的

地域におけるキャリア教育の一環として、うるま市内の企業で制服を着用し、スタッフとして仕事を体験することで、子どもたちに働くことへの興味をもってもらい「仕事の楽しさ・仕事の責任感」を伝える事を目的とする。

実施内容

体験企業でユニフォームを着用し、スタッフとして仕事を体験する。また、事前にマナー学習(1時間程度を予定)を受講することで仕事に対する責任感や、社会に出るために必要なマナーを知る機会を設ける。実施後は参加児童に感想文を提出してもらい、保護者や地域の人への発信・フィードバックを図る。

対象/実施児童

うるま市内小学校5・6年生 36名(※公募・抽選で決定)
・宮森小学校3名   ・城前小学校2名   ・伊波小学校2名
・あげな小学校4名  ・天願小学校3名   ・川崎小学校1名
・兼原小学校1名   ・具志川小学校1名  ・中原小学校2名
・高江洲小学校3名  ・田場小学校2名   ・赤道小学校2名
・与那城小学校3名  ・彩橋小学校2名   ・勝連小学校3名
・南原小学校1名   ・平敷屋小学校1名

令和元年度 協力企業

うるま市内企業 17社
・あかみち薬局(本店)           ・うるま市消防本部 具志川消防署
・トヨタカローラ 沖縄中部店        ・フォトスタジオスウィート
・琉球ダイハツ販売(株)中部うるま店    ・ユニクロABLOうるま店
・ミスタードーナツ イオン具志川ショップ  ・ゼネラルメンテナンス株式会社
・小規模保育園モン・べべ          ・FMうるま
・イオン具志川               ・すながわ内科クリニック
・Rest & Relax Café             ・マクドナルド安慶名店
・仲里農園                 ・兼城畳産業
・雷神ファーム

モデルケース

事前学習:令和元年8月17日
実 施 日:令和元年8月22日・23日(※夏休み期間)
対  象:うるま市内小学校5・6年生 36名(※公募・抽選で決定)
企  業:うるま市内企業 17社
     あかみち薬局(本店)、うるま市消防本部 具志川消防署
     トヨタカローラ 沖縄中部店、フォトスタジオスウィート   他

児童には事前に希望企業をヒアリングし、抽選にて割り振りを行った。事前のマナー学習では体験に向けての意識づけを行った。体験当日はユニフォームを着用して3~4時間の職場体験を実施。企業側で体験内容とスケジュールを組み立ててもらうことで充実した実施となった。

アンケート結果(令和元年度・一部抜粋)

※令和元年度 チャレンジJOB体験 参加児童に向けてのアンケート
 事前アンケート集計 36名/36名(回収率100%)  事後アンケート集計 36名/36名(回収率100%)

児童の感想

○チャレンジJOBを体験して、私は仕事をすることは楽しいことだと思っていたけど、大変なこともあると気づき、お父さんの気持ちが少しわかりました。
○初めての体験が多くて、失敗しないか不安も沢山あったけど、とても楽しかったです。ラジオ局のお仕事は、原稿を書く体験もあったので、これからの学校生活でも生かせそうだなと思いました。
○最初は少し緊張していたけど、仕事をしているうちにだんだん慣れてきて楽しかった。お店にはたくさんのアイディアがあって勉強になった。休む時間も少なく、働くことってとても大変だと思った。

保護者の感想

○日頃はお客さんの立場でしか関わったことのない場所で、「店員としてサービスを提供する」という貴重な体験ができて、子ども達にも良い経験になったと思います。
○チャレンジJOB体験に参加して、子どもから「将来なりたい仕事が見つかった」と言われ、親としても体験の機会をいただけて良かったと思いました。
○子供にとって将来の夢を描くにあたり、実際の仕事に触れること、現場を見ることは大変有意義な時間になったと思います。やりたい事はとにかくやってみる事、興味を広げていける機会を与えてくださり感謝しています。

協力企業の感想

○スタッフも一緒に体験することにより、自分たちの目線では気づけない視点から質問があり、企業側にとってもとても勉強になりました。
○子供たちと一緒に体験することにより、「仕事で大切なことは何か」など、スタッフ自身も初心に帰って再確認することができたのでとても良かったです。

所感・考察

チャレンジJOB 体験後、81%の児童が「仕事をすることは楽しいことだと思う」と答え、体験前に比べると仕事について肯定的な姿勢が見られました。大人と一緒に、実際の店舗(施設)で、ユニフォームを着用して働くリアルな体験が良い刺激になり、自らの将来について明るいビジョンを描く児童が増えたことや、企業との交流を通してやりがいなども感じたことが影響したと考えられます。一方で、実施後に「どちらかと言えばそう思わない」と答える児童が1名現れましたが、体験を通して、プレッシャーや責任感といった現実的な部分を目の当たりにしたことが要因かと考えられます。

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