探究学習

01_ワーカーズトーク(小学生対象)

実施年度

令和元年度

目的

学校にお招きした「沖縄県内で働く大人」に児童がインタビューを実施。お仕事の内容ややりがい、お金の使い方に答えていただくことで、児童が大人になったときのビジョンを構築します。また、仕事の楽しさや働くことの意義、職種に関する知識を身につけることで、社会の仕組みへの理解を深め、将来の夢や進路を考えるきっかけ作りを目指します。

実施内容

1グループ(児童5-6名)に対して講師を1名配置、下記の4つの観点を踏まえてインタビューを行う。働く大人とのコミュニケーションを図りながら、社会を支える職業を見つめ、働くことの意義について考え、児童自身の将来と社会の結びつきを知る機会とします。
①お仕事の内容やきっかけについて
②お仕事のやりがいや目標について
③もらったお給料の使い道について
④フリーインタビュー

対象/実施校

小学校5~6年生対象/うるま市内の小学校18校で実施
・宮森小学校  ・城前小学校  ・伊波小学校  ・彩橋小学校  ・与那城小学校 ・南原小学校
・勝連小学校  ・平敷屋小学校 ・津堅小学校  ・川崎小学校  ・天願小学校  ・あげな小学校
・田場小学校  ・具志川小学校 ・兼原小学校  ・高江洲小学校 ・中原小学校  ・赤道小学校

モデルケース

実施日:令和元年6月14日
対 象:うるま市立具志川小学校6年生
講師名:伊波 大志氏(いは たいし)                                
会社名:ワイドーaiプロ株式会社/闘牛実況アナウンサー
    闘牛実況アナウンサーの他、テレビCMのナレーション(焼肉本部牧場等)、
    リングアナウンス(格闘技)、結婚式や祭りの司会として多岐に渡り活躍。
    ※その他、計8名の講師を学校に招致。

令和元年度 職業一覧

教育/保育関連・技術サービス業・畳製造業・宿泊サービス業・飲食サービス業・生活関連サービス業・食料品製造業・文化芸術/芸能関連・医療/介護福祉・農業/漁業・地方公務員・保安系公務員・建築/建設関連・保険代理店業・イベント制作・デザイン関連・文化財/学芸員・給食調理/栄養士・公設試驗研究機関・小売業・ペット/動物関連業・金融サービス業・司会/タレント業・観光/マリンスポーツ 等

アンケート結果(令和元年度・一部抜粋)

※令和元年度 うるま市内小学校18校 対象児童に向けてのアンケート
 事前アンケート集計 1423名/1494名(回収率95%)  事後アンケート集計 1364名/1494名(回収率91%)

児童の感想

○人のために役立って、 みんなの喜んだ顔が見られるような仕事をしたいと思いました。 テキパキ働けて周りを見て行動できる人になりたいです。 私は今まで、先生やお父さんお母さんの仕事しか分からなかったけど、今回のワーカーズトークで他の仕事も知ることができました。 また、仕事の大変さややりがいがよく分かりました。
○これから、小さい目標でも大きい目標でも常に目標を持ち、常に目標を達成できた喜びを感じていきたいと思いました。 今回私は、お仕事の大変さ、それを乗り越えるためにどうしたらいいのか、将来のお金の使い方などを質問して、改めて参考にすることができました。話を聞いている中で自分も挑戦してみたいことが見つかり、挑戦してみることにしました。

担当教諭の感想

○地域の方にキャリア教育に関わっていただくことで、児童も地域で働く人たちについて理解できたのが良かったです。
○県内・市内の企業の方にお越しいただけると、児童は働くということを身近に感じ、地域への愛着、誇り、将来的な活躍に繋がっていくのかなと思います。テレビやネットの世界に憧れている児童に、もっと身近に、地道に世の中に貢献している人がいることを伝えたい。

所感・考察

実施後のアンケート「身の周りの大人や友達と将来の夢や仕事について話しているか」という質問に対して、約8割の児童が肯定的な意見を示す結果となりました。また、キャリア教育の基礎的・汎用的能力に関連する質問においても意識の向上が見られました。特に「お金の使い方」についての項目に関しては、実施前後を通して大きく変化しています。働く大人の方のお話を通して、お仕事のやりがいをはじめ、お給料の使い方、学校生活と社会との繋がりについて話していただいたことが要因と考えられます。記述式アンケート結果からも「働くこと」への児童の意識の変化が見られました。

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