ワーカーズトーク

12_キャリア教育フォーラム 「みんなで育てよう!わったーわらびんちゃー」(市民・教員向け)

実施年度

令和元年度

目的

うるま市の失業率改善に向けて、キャリア教育に携わる大人や地域住民が勤労観·職業観を認識する機会を持ち、キャリア教育の充実と地域全体の就業意識の向上を目指す。フォーラムを通して、地域全体での共通理解を深めながら、うるま市のキャリア教育について考えるきっかけづくりと、様々な地域活動との共有を深めながらよりよい連携を協働できることを目的とする。市民協働学校フォーラムと共同開催することで、来場者の幅を広げるとともに、子どもたちの実態や学校の現状をふまえ、「地域でどのような子どもを育てるのか」、「何を実現するのか」という目標やビジョンの共有を深めながら、意見交換の場を提供する。さらに、専門的な立場からご意見をいただき、より充実したキャリア教育や社会に開かれた教育課程の実現に向けて、来場者と一緒に考える。また、小学生向けキャリア教育事業「ワーカーズトーク」を活用していただきながら、学校や地域、企業などの外部連携の強化を行うとともに、連携することで双方にとってよりよい事業の展開を目指す。

実施内容

【第1部】基調講演
講演①テーマ:「教育課程に地域の力を」
   講 師:学校法人純真学園純真短期大学·特任教授 今村隆信氏
講演②テーマ「学校·仕事地域社会をつなぐ!~開かれた教育課程を意味あるものにするために~」
   講 師:法政大学キャリアデザイン学部 教授 児美川孝一郎氏

【第2部】お笑い芸人によるコント+クロストーク(70分)
テーマ:「学校·家庭·地域社会をつなぐために」
    コーディネーター:学校法人純真学園純真短期大学·特任教授 今村隆信氏
    パネリスト:法政大学キャリアデザイン学部教授児美川孝一郎氏
          うるま市役所 経済部長 佐久川篤氏
          うるま市教育委員会 指導課主幹 長間清人氏
コントテーマ:「開かれた教育課程とは?」
    コント出演者(オリジン·コーポレーション所属芸人・役者):そばしょう氏・呉屋みずき氏・TOMOKI氏
    協力:地域コーディネーター 呉屋真紀氏

実施日

令和元年11月28日(木)14時00分~17時05分

実施場所

うるま市民芸術劇場 燈ホール

実績(参加者)

当日参加者202名(主に学校関係者・保護者・自治会) 

実施の様子

アンケート結果(令和元年度・一部抜粋)

※令和元年度 キャリア教育フォーラム 参加者に向けてのアンケート
 事後アンケート集計 118名/202名(回収率58%)

参加者の感想

○次年度から新学習指導要領が実施されるその中で、育成すべき資質·能力が3つの柱で明確になった。そのことを意識しながら実践すればよいのではないでしょうか。
学校教育のなかで、地域の力をどう活かすかは、やはり学校教育が必要としている地域の力を意図的に活用することであるが、日常の中で地域の力の必要性を感じているかどうかがカギだと思う。その他、多種多様な取り組みがあって、すばらしいなあと思った。うるま市頑張れ!
○キャリア教育やコミュニティ·スクールで地域との関り、つながり、とても大切です。社会的自立のため、そして将来に希望の持てるような子どもたちが育ってくれるよう社会全体で考えていきたいです。そのことを学べる機会を沢山作ってほしい。
○教育委員会、経済部、自治会と連携していることをもっと打ち出して良いと思う。良い事例がうるま市には多いと思う。
○学校、地域、保護者がしっかり連携して、大人が子どもたちに関わることはとても大切であると同時に今回のフォーラムのように多くの大人に周知していくことが今後も必要だと考えます。
○家庭力の向上についてとりあげてほしいです。うるま市に限らず、沖縄県全域において、「子どもの貧困」、「養育」、「保護者の責任·役割」などをどのようにして社会全体で担っていくかを考えるきっかけにしていただけると嬉しいです。

所感・考察

教育委員会との初の共同開催ができ、新たな一歩となった。グッジョプ連携推進事業と市民協働学校のそれぞれの目的と課題を共有することで、参加者をはじめ、地域全体での共通理解を深めることができたと感じる。今後も引き続きこのような機会を設け、一人でも多くの理解者·参加者を増やしていくことが重要だと感じた。ただ、来場者については幅広い客層を集客できたものの、来場者数が予想以上に少なかった。今回の反省点をふまえ、企画の段階から教育委員会、うるま市との調整をより密に行い、一人でも多くの来場者を集客できるようさらに工夫して進めていきたい。

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