地域の魅力探究

04_チャレンジJOB体験 YouTuber/新聞記者体験(小学校5・6年生対象)

実施年度

令和2年度・令和3年度

目的

うるま市に関わる事業に、児童がスタッフとして参加し、仕事を体験する。子どもたちに働くことへの興味を持ってもらい、「仕事の楽しさ・責任感」を伝えることを目的としたお仕事体験を実施する。

実施内容

令和2年度、令和3年度は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から従来の実施形式を見直し、参加児童を10名程度に限定し実施。YouTuber体験に加え、新聞記者体験を行い、メディアコンテンツ制作を通して、学習後も子どもたちが繰り返し体験したことを感じ学ぶことで、継続した職業観・勤労観を育む内容とした。
(※両年共に沖縄県緊急事態宣言により夏休みでの実施を延期、年内に実施。)

対象/実施児童(令和3年度)

うるま市内小学校5・6年生 11名(※公募・抽選で決定)
・城前小学校2名  ・伊波小学校1名  ・あげな小学校2名
・兼原小学校1名  ・中原小学校1名  ・田場小学校2名
・赤道小学校1名  ・与那城小学校1名

講師

・YouTuber体験:歴史家 賀数 仁然氏
・新聞記者体験:沖縄タイムス 新聞記者 又吉 嘉例氏

モデルケース

実 施 日:1日目(事前学習/撮影・記者体験):令和3年11月21日(日)
     2日目(編集・記事作成体験/発表):令和3年12月 5日(日)
対  象:うるま市内小学校5・6年生 11名(※公募・抽選で決定)
講  師:YouTuber体験:歴史家 賀数 仁然氏
     新聞記者体験:沖縄タイムス 新聞記者 又吉 嘉例氏
実施場所:勝連城跡/あまわりパーク 展示室内

体験前に事前学習を実施。児童同士の円滑なコミュニケーションを図るためにアイスブレイクを取り入れながら「働く」とは何か、体験に向けての心がまえとマナー、体験での目標を設定する機会を設けた。また、YouTuber体験に参加する児童には機材の操作方法やロールプレイングをレクチャーし、新聞記者体験に参加する児童には取材の方法や記事の書き方、写真の撮り方など、現場で働く講師にお話しいただいた。

アンケート結果(令和3年度・一部抜粋)

※令和3年度 チャレンジJOB体験 参加児童に向けてのアンケート
 事前アンケート集計 11名/11名(回収率100%)  事後アンケート集計 11名/11名(回収率100%)

児童の感想

○新聞記者は結構難しかったです。知らない人にインタビューしたり、メモした内容をまとめたり、写真を撮ったりと大変だったけど、新聞が出来上がった時は、とても嬉しかったし、達成感がありました。
○去年も体験して楽しかったので、今回はみんなの前に出るインタビュアーをやろうと思いました。やっぱり、仕事をするには支え合える仲間が必要だと思いました。来年は中学生なので、チャレンジJOBに参加することはできませんが、楽しかったです。素敵な体験をさせてくれてありがとうございました。

保護者の感想

○沖縄の歴史を学びながら、子供たちの興味のあるYouTubeを活用しながら、とても良いと思います。コロナ感染も落ち着いたとは言え、年末の忙しいこの時期に計画・実施していただき感謝しています。
○はじめは緊張しているようだったが、スタッフの皆さんが丁寧に関わってくれたおかげで、楽しんで参加しているように感じました。自宅に戻っても体験事業での出来事を楽しそうに話していました。素敵な体験をありがとうございました。
○体験終わっての日記に「たった10秒の編集にも、いろんな考えもあって、時間かかった。簡単に見えたものも大変だと分かった」と感想が書かれていて、与えられた役割に責任とやる気を感じてくれたことも、親として嬉しかったです。

所感・考察

当初は8月に予定していましたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延による緊急事態宣言が発令されたため、11月・12月に延期となりました。今回は昨年度好評だったYouTuber体験に加え、新聞記者体験を実施。計11名の児童が参加し、撮影・編集体験、記者・新聞記事作成体験を2日間のプログラムで実施。事前学習では児童同士が積極的にコミュニケーションを図れるよう、アイスブレイクを取り入れるなど工夫しました。初めて出会う他校の児童との対話やロールプレイングの中で、緊張しながらも意欲的に体験に臨む姿勢が見られました。YouTuber体験、新聞記者体験ともに、実際に使われている撮影機材や編集ソフト、業務動線に触れることで、児童一人一人がよりリアリティを持って自身の将来像や「働く姿」を想像するきっかけになったと感じます。児童の感想からも分かるように、働く楽しさや難しさ、大変さや達成感を感じながら、働くことへの興味・関心が高まったと考えられます。

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